コンサルティングの仕事をしているといろいろな業種のお客さんと知り合えるので、それはそれで楽しいのですが、いちからその業界のことを勉強しないといけないという宿命にあります。
以前、お仕事させてもらったエアコン関連の会社さんとは、ヒアリングも含めて相当聞きまくったので、エアコンにはかなり詳しくなりました。
さらに「エアコンの選び方」でもプロならではの話を聞けたので、紹介しておきます。
プロはお掃除機能付きエアコンを買わない
エアコンクリーニングのプロの方々が口を揃えて言ってたのが、「基本的にお掃除機能付きエアコンは買わない」ということでした。
実はお掃除機能付きエアコンといっても、掃除してくれるのはフィルターだけです。中のシロッコファンなどは掃除してくれませんので、基本的に数年も使っていると、カビが生えたり、汚れてきます。
こうなるとエアコンの分解クリーニングが必要になります。
それでエアコンクリーニングを頼もうとすると、お掃除機能付きは構造が複雑なので、どこのクリーニング業者も通常のエアコンクリーニングに比べると割高で、追加料金をとられます。
業者によっては、クリーニングを断られることもあります。フィルターの掃除くらいだったら、誰でもできるので、その分シンプルで安いエアコンを買ったほうが良いよと教えてくれました。
部屋の広さからエアコンは選ぶ場合の注意点
エアコンを買う際の基準の一つに、「部屋の広さ」を基準に購入を検討されると思います。
エアコンのプロに聞くとこの時、実際の部屋の広さより大きめの能力のエアコンを選ぶそうです。例えば、8畳の部屋の場合なら、10〜12畳向きのエアコンを検討します。
これは、エアコンをフル稼働させないほうが、電気代を抑えることができるという理由かららしいです。
というのも、8畳の部屋を冷やす能力しかないエアコンで、8畳を冷やそうとするとエアコンはフル活動ですが、10〜12畳を冷やす能力のあるエアコンだったら、エアコンの能力も余裕を持った状態で作動するので、使用する電気量をおさえながら冷やすことができます。
プロ目線のエアコンの選び方まとめ
つらつらと書いてきましたがまとめると、エアコンはシンプルな機能のもので、実際の部屋の広さより大きな部屋向きの容量の大きなものを買うのが良いようです。
シンプルな機能のものなので、価格も安く抑えることができ、その浮いた分でエアコンクリーニングを依頼したほうが、お掃除機能付きエアコンより断然綺麗に使うことができます。
実際、うちのお掃除機能付きエアコンは買って3年ほどですが、中にカビが生えており、酷くショックをうけました。
お掃除機能付きエアコンは掃除の際にホコリを飛ばさないように密閉度の高いものが多いです。
冷房運転の後などに、水分が残った状態でほっておくと、この密閉度の高いエアコンの中はカビにとっては最高の環境です。実際にお掃除機能付きエアコンのほうがカビの生えている確率は高いと現場の方も言ってましたし。
これからエアコンを買おうと思っている方に参考になればうれしいです。
コメント